北海道でパウダーを楽しむなら!おすすめのスキー場6選&名物コース12選
- SKI Resort キロロスノーワールド 札幌国際スキー場 ニセコHANAZONOリゾート ニセコ東急 グラン・ヒラフ ルスツリゾート カムイスキーリンクス
- AREA 札幌エリア ニセコ・ルスツ 中央エリア
あまりにも美しすぎるジャパンパウダー、通称【JAPOW】は、もはや世界共通語に。「一生に一度は滑ってみたい」「もう一度あの雪に身を沈めたい」、そんな思いは海を越え、世界中からパウダーフリークたちを北海道へと誘います。JAPOWがひと際楽しめるリゾート&名物コースを紹介します。
JAPOWを満喫するには地球上で最強の場所
【ニセコHANAZONOリゾート】
ニセコユナイテッドの中で最も雪が積もりやすく、パウダーリセット率は日本トップクラス、さらに良いコンディションが維持される条件が揃っているHANAZONO。幻想的な美しい森でのパウダーツリーランが人気ですが、なかでも名物コースといえば非圧雪の「レジェンド・オブ・シンヤ」でしょう。最大斜度30度、降雪後の朝はウェストサイズの深いパウダーが積もっていることも。雑誌の表紙を飾るようなSteep&Deepなパウダーライドが楽しめます。
また、’21-22シーズンより待望の10人乗り「HANAZONOシンフォニーゴンドラ」が稼働し、HANAZONO第1リフトもヒーティング機能を搭載したシートのフード付き6人乗りへと変身。積雪が十分になると順次パークアイテムが設置されるので、それも楽しめるのがHANAZONOナイターの特徴です。日中に降雪があれば、圧雪部分の脇のパウダーも味わえます。さらに、12名限定の「ニセコワイスパウダーCAT」を利用すれば、ハイクアップなしで、プライベートマウンテンであるワイスホルンのパウダーをめいっぱい満喫できます。
[名物コース]
●レジェンド・オブ・シンヤ
●ニセコワイスパウダーCAT
世界でも類を見ないスケールのナイトパウダー
【ニセコ東急グラン・ヒラフ】
ニセコの中心部に位置し、ニセコパウダーが堪能できる非圧雪コースから高速ターンで飛ばせる締まったグルーミングバーンなど、半分以上が中上級者向けという滑り応えたっぷりのグラン・ヒラフ。地形変化に富んだコースはニセコ随一の22本。ツリーランポイントも多く、コース脇のあちこちで楽しめます。さらに際立つ魅力がナイター。滑走可能面積とバリエーションともに日本最大級のスケールです。
パウダー名物コースといえば「見晴コース」。ヒラフゴンドラから5分程度のハイクでアクセス可能な裏面的スポットで、複雑な地形の森の中を駆け抜ける滑り応えたっぷりのツリーランコースです。そして「粉雪コース」は、ヒラフゴンドラの真下なのでアクセスがイージー、降雪後の朝一のパウダー争奪戦の名所となっています。捻じれのある斜面のため、滑りようによって楽しみ方も多彩です。
[名物コース]
●見晴コース
●粉雪コース
雪まみれの笑顔と歓喜の声があふれるパウダーの森林浴
【ルスツリゾート】
海外の名だたるスキームービークルーが撮影に訪れ、“夢のような森林浴”と歓喜の雄叫びを上げてきたルスツ。その素晴しさは、クオリティの高い雪質、地形の面白さ、そして広大なフィールドにゴンドラやリフトが機能的にレイアウトされているため、快適に移動しながら効率よくライドできる環境にあります。
ウエストMt、イーストMt、Mt.イゾラの3つの山に37ものコースが広がり、その総滑走距離は42km、単体リゾートとしては日本一のスケールを誇ります。日本海から流れ込む湿気を羊蹄山が遮ることで、よりドライなパウダーが降り積もり、12月~2月は断続的な降雪によりパウダーヒット率も上々。
それを実感するのは「スーパーイーストコース」。イーストMt.山頂を起点にした最大斜度40度の非圧雪とあって、降雪後は深い海で潜るようなディープなパウダーライドを堪能できます。そして、「ヘブンリーキャニオンコース」はMt.イゾラの最深部にある、パウダーハンターたちが集う名物ポイント。沢筋のために風に運ばれた雪が溜まりやすい上、コース長は1,850mと超ロング。起伏のある変化に富んだ自然地形を活かしたサイドカントリーも大人気です。
[名物コース]
●スーパーイーストコース
●ヘブンリーキャニオンコース
札幌市内から車で60分、ロングなパウダーライドを
【札幌国際スキー場】
札幌市内からのアクセス至便ながら、例年、天然雪では道内で1,2を争う早さでオープン、ハイシーズンには3m近い積雪を蓄え、5月まで滑れるというタフぶりです。どのコースも距離が長いため、降雪後はロングのパウダーライドが可能。山頂からは日本海と石狩平野、美しい樹氷並木の大パノラマが望め、まさに北海道の大自然を感じられる点も魅力です。
名物コースは最大斜度30度の非圧雪の「ダウンヒルコース」。降雪後は面ツルフェイスが頂上から麓まで約2.2km! スカイキャビンを使って回せるので、滑る量も稼げる最高の環境です。また「エコーコース」は、標高1,100mのトップ部分にとびきり上質なパウダースノーが圧雪された最高のグルーミングバーンとなっています。フード付きで快適なクワッドリフトで回せるので、山頂にあるお洒落なカフェ「SKS INTERNATIONAL」で休憩を入れながら、いくらでも滑っていられます。
[名物コース]
●ダウンヒルコース
●エコーコース
広大なツリーランエリアで多彩なパウダーライド
【キロロスノーワールド】
札幌ステイでも十分に日帰りが可能ながら、多いときには5mを超える積雪に恵まれるキロロ。ハイシーズン中は毎晩のように雪が降り、安定的に気温が低いため、パウダーが保たれるという特徴も強みです。また厳冬期の平均気温が-10℃以下という環境は、常にドライな雪質と多量の新雪をもたらします。そんなキロロのパウダー名物コースは、「パウダーライド」。ワイドなオープンバーンで開放感たっぷり、朝イチのノートラックはパウダー好きの憧れです。
そしてコアな上級者を魅了するゲレンデからアクセスできる5カ所もの広大なツリーランエリア。美しい広葉樹の森、変化に富んだ自然地形やディープなパウダースポットなど、多彩なバリエーション。リフトで回せるコースも多いため効率よく滑れる、願ってもない場所です。
[名物コース]
●パウダーライド
●ツリーランエリア
上級者がさらにうまくなれるテクニカルなスキー場
【カムイスキーリンクス】
旭川市内からわずか40分という便利な都市型リゾートながら、道北エリアで最大規模を誇るカムイ。内陸部独特の気候がもたらす乾燥したサラッサラなパウダースノーが自慢です。70%近くが中上級者向けというテクニカルなスキー場として知られており、上級者コースの多くが非圧雪で、800~1,200mとロング。パウダーをうまくなりたい人にはもってこいです。
なかでも「ディープパウダー」「フレッシュパウダー」は、森の中にたっぷりと溜まったパウダーを滑れる期間限定の林間深雪スポット。30度を超えるポイントもある起伏豊かなコースは、マッシュやバンプスなど変化に富んでいて、ワイルドな自然の魅力を実感できるでしょう。トップシーズンの2月頃が狙い目です。そして「ゴールドコース」は、上質な粉雪がパックされたカムイきっての超人気の斜面。美しくグルーミングされた朝は至福のカービング天国です。