北海道に長期滞在するために知っておきたい5 Tips
世界に名だたるJAPOWをはじめ、美食や温泉まで、様々な魅力が堪能できる北海道。今回は、このスノーパラダイスに長期滞在してじっくりと楽しみたい方向けに、事前に知っておきたいポイントを紹介します。
1.どこに行くか、まずはエリアごとの概要を把握
北海道のスキー場は、大きくは札幌、ニセコ・ルスツ、中央の3エリアに分けることができます。まずはそれぞれの特徴を掴みましょう。
①札幌エリア
北海道最大の都市、札幌周辺にあるスキー場です。中心部から30分~1時間程度でアクセスでき、しかも豊富な降雪量を誇り、スキー場のクオリティも申し分ありません。札幌市内に滞在し、ビッグシティと満足度の高いスノースポーツを併せて堪能。まさにアーバンリゾートの面白さを楽しめる場所です。長期滞在中に数か所巡るなら、ぜひ最初か最後にこの札幌を加え、グルメ体験やナイトライフなど満喫を!
主要スキー場:サッポロテイネ、札幌国際スキー場、さっぽろばんけいスキー場、キロロスノーワールド
②ニセコ・ルスツ エリア
JAPOWを代表するのがここ。年間80~100日も降雪があり、トップシーズン中はほぼ毎日のように新雪が楽しめるスノーパラダイス。適度な水分を含み滑りごたえのある極上の雪質は、世界中の滑り手を虜にしています。とくにニセコは4つのスキー場に使える全山共通のリフト券もあり、じっくり滞在して滑りまくるのに最適です。
主要スキー場:ニセコHANAZONOリゾート、ニセコビレッジスキーリゾート、ニセコ東急 グラン・ヒラフ、ニセコアンヌプリ国際スキー場、ルスツリゾート
③中央エリア
道内有数の低温地帯で、しかも乾燥した内陸性気候のため、とびきり軽いドライパウダーが楽しめるエリア。大規模なスキーリゾートが点在することに加え、大雪山旭岳や十勝岳エリアなど、「パウダーベルト」としても知られる極上のバックカントリーゾーンも広がっています。北海道をさらに追求したいコアな人々には見逃せない場所です。
主要スキー場:カムイスキーリンクス、サホロリゾートスキー場、星野リゾート トマム、富良野スキー場
2.食材調達におすすめしたいのはここ!
自炊しながら長期滞在をするのにも、北海道は理想的な場所。新鮮な魚介類をはじめ、肉や野菜まで、ここは食の宝庫ですから!
食材のまとめ買いをするなら、まず訪れたいのが、各地にある市場。丸ごとのカニやサケなど、北海道名物をダイナミックに、しかもお値打ちに買えるばかりでなく、周辺には手頃な食堂も多いため、食べ歩きをしながら楽しめます。札幌の二条市場や場外市場、小樽の三角市場や南樽市場、富良野の富良野マルシェなどがおすすめです。一方、日用品を含め、日々の買い物なら、もちろんスーパーマーケットが便利。ある程度の規模の街なら、たいてい大型店舗があり、必要な物がほとんど手に入ります。
そしてぜひ覚えておきたいのが、「セコマ」の愛称で知られる「セイコーマート」。北海道を中心に展開するコンビニで、道内全土に店舗があり、しかもオリジナルでオトクな商品が多いことで大人気の店です。とりわけワインは世界の70銘柄を取り揃え、そのほとんどを独自ルートで直に仕入れているため、驚くほどの安さ。店内で調理するお惣菜や弁当の「ホットシェフ」シリーズ、濃厚な北海道牛乳から作るソフトクリームも絶品です! また外国人客が多いニセコ店などには、ドンペリニヨンなどの高級ワインから北海道の特産品まで、一般のコンビニではあり得ないような商品もラインナップしています。
3.長期滞在におすすめの宿泊施設は?
北海道のスキー場周辺には、高級ホテルやコンドミニアムはもちろん、格安のB&Bやゲストハウスまで、様々な形態の宿泊施設が揃っています。長期滞在するなら、やはりキッチンをはじめ、ランドリーなど設備の整ったコンドミニアムやアパートタイプがおすすめ。グループやファミリーなど大人数で利用するなら、一棟まるごと借りられる別荘やロッジも便利です。週単位、月単位でオトクな料金を提供しているところも少なくありません。また、定山渓温泉などの温泉宿で、和のスタイルを極めてもいいかも。ホテル検索サイトでは、条件を指定して探すことができます。
4.あちこち滑り放題の共通リフト券を活用しよう!
北海道に長期滞在するなら、複数のスキー場で使える共通リフト券の利用が便利です。おすすめのチケットやシーズン券を紹介しましょう。
ニセコアンヌプリ山に広がる4つのスキー場(ニセコHANAZONOリゾート、ニセコ東急グラン・ヒラフ、ニセコビレッジスキーリゾート、ニセコアンヌプリ国際スキー場)で使える共通チケット。1~14日間、フリー50時間、シーズン券など種類豊富で、滞在する日数やスタイルに合わせて選択が可能。
※ニセコユナイテッドでは、ワールドワイドなスキーパスIkon PassやMountain Collective共提携しています。
「北海道パウダーベルト」と言われる一帯にある、富良野スキー場、星野リゾート トマムスキー場、カムイスキーリンクスの3か所で利用できるシーズン券。
加森観光グループの4スキー場、ルスツリゾート、サッポロテイネ、十勝サホロリゾート、中山峠スキー場を自由に楽しめるシーズン券。
パウダーファン好みの、キロロスノーワールド、カムイスキーリンクス、ニセコモイワ スキーリゾートの3か所で使えるシーズン券。
北海道の23スキー場からなる、シーズン券を介したネットワーク。加盟スキー場のシーズン券を購入すると、その他の加盟施設でもリフト券の割引などの特典を受けることができます。使用条件や特典内容は、上記等、加盟スキー場のシーズン券情報ページなどで確認を。
2022-23 北海道スキーシーズンネット スキー場別一覧表(PDF)
5.北海道の冬イベントを楽しもう!
冬の北海道では様々なイベントが行われています。ときには雪山から離れ、ユニークなお祭りやフェスティバルを楽しんでみては。主要なスキー場から比較的近く、気軽に行けるエリアのイベント情報は、下記ページで詳しく紹介しています。
➢ 札幌エリア
➢ 中央エリア
【おびひろ氷まつり / 帯広市】 2023年1月27日~1月29日
幻想的な氷の彫刻や雪像が並ぶ人気イベント。氷の滑り台やカーリングなどのアトラクションや十勝地方の味覚を楽しめるアイスマルシェも!
【五稜星の夢(ほしのゆめ)/ 函館市】 2022年12月1日~2023年2月28日
函館市のシンボル五稜郭(1866年築城)が、日没後から19時まで、約2,000個の電球でライトアップ。五稜郭公園の散策や五稜郭タワー展望台からの見学などがおすすめ。
【阿寒湖ICE・愛す・阿寒「冬華美」/ 釧路市阿寒湖温泉】 2月1日~3月19日(毎年固定)
期間中毎日、20:10(予定)から大輪の花火が打ち上げられます。全面凍り付いた阿寒湖が会場。昼間は様々な氷上アクティビティやゲームが楽しめます。