北海道スノートリップに行くには? ’23-24現在のアクセス情報と今季のスノーリゾート注目TOPICS
雪山滑走を楽しむ人々の間で世界的に有名な、あまりにも美しい日本のパウダー、通称【JAPOWジャパウ】。その発祥の地は北海道です。信じられないほどの積雪量、美しい森でのツリーライディング、雄大な自然の絶景、日本情緒あふれる温泉やローカルの温かなおもてなし…。スキーホリデーを堪能するなら、北海道はまさに”スキーパラダイス”でしょう!
そこで、北海道へのスノートリップ計画の第一歩となる「アクセス情報」をまず押さえ、その上でデスティネーションを考えるべく、この冬の北海道スノーリゾートの話題をチェックしてみましょう。
北海道へのアクセス
日本に到着して北海道へ向かうには
日本の最北端に位置する北海道。日本入国のメインとなる成田国際空港または東京国際空港(羽田空港)から、スノーリゾートの主要なゲートウェイとなる新千歳空港・旭川空港・とかち帯広空港など北海道内の空港へは、飛行機で約1時間35分〜50分。7社(日本航空、全日空、エアドゥ、スカイマーク、ピーチ、ジェットスター、スプリング)の航空会社により毎日、朝6時台の始発便から21時台(羽田発新千歳便)の間に、数多くの便が運航しています。
縦に長い日本列島を北上し、北海道へは鉄道でも、車を使ってフェリーでのアクセスも可能です。
飛行機 利用の場合
成田および羽田に到着後、国内線に乗り換えます。成田から新千歳までは約1時間50分、ANA・ジェットスター・peach・SPRINGの4社が運行しています。ジェットスターは、2023年12月15日より成田ー旭川便も就航を開始しました。羽田から新千歳の場合は約1時間35分かかり、こちらもANA・JAL・AIRDO・スカイマークの4社が運行しています。
関西国際空港からは、同じく国内線に乗り換え新千歳まで約2時間、ANA・JAL・ジェットスター・peachの4社が運行しています。
フェリー 利用の場合
茨城県大洗港から北海道苫小牧西港まで、夕方便と深夜便の1日2便のフェリーが出ています。およそ18時間かかりますが、ゆったり船旅を堪能しながら北海道へ向かうのもおすすめです。フェリーの乗船料金に加え、東京から大洗港・苫小牧西港から札幌までの高速バスもセットになったプランもあります。
北海道新幹線 利用の場合
東京駅から新函館北斗駅まで、東北・北海道新幹線で約4時間、その後在来線に乗り換えて、札幌までは約4時間かかります。2030年以降には新函館北斗から札幌まで北海道新幹線延伸が予定されており、東京から札幌まで新幹線1本でアクセスできるようになる予定です。
北海道に上陸して各地のスノーリゾートへ向かうには
札幌エリアやニセコ・ルスツエリアにあるリゾートは、札幌に近い新千歳空港を利用します。中央エリアに位置するリゾートは、北東の旭川空港、または東側のとかち帯広空港が便利。予め行きたいリゾートが決まっているのなら、最寄りの空港への直行便が楽です。主要2空港からリゾートへのアクセス手段と所要時間はこちら。
起点空港 | リゾート | 距離 | 所要時間(車) |
---|---|---|---|
新千歳空港 | キロロスノーワールド | 110km | 1:30 |
サッポロテイネ | 75km | 1:00 | |
さっぽろばんけいスキー場 | 55km | 1:00 | |
札幌国際スキー場 | 100km | 1:20 | |
ニセコHANAZONOリゾート | 110km | 2:30 | |
ニセコアンヌプリ国際スキー場 | 130km | 2:00 | |
ニセコビレッジスキーリゾート | 130km | 2:00 | |
ニセコ東急 グラン・ヒラフ | 110km | 2:10 | |
ルスツリゾート | 90km | 1:30 | |
星野リゾート トマム | 110km | 1:30 | |
サホロスキーリゾート | 154km | 1:50 | |
旭川空港 | カムイスキーリンクス | 22km | 1:00 |
富良野スキー場 | 50km | 1:10 | |
サホロスキーリゾート | 105km | 1:50 | |
帯広空港 | 星野リゾート トマム | 80km | 1:00 |
サホロスキーリゾート | 77km | 1:20 |
新千歳空港から北海道最大の都市、雪祭りで世界的にも有名な札幌中心部までは列車で40分、バスで1時間程度です。さらに札幌市街から1時間もあれば札幌国際スキー場やサッポロテイネへ行くことができます。このように雪山と街が密接していて、滑るだけでなく、街での観光も同時に楽しめるスノーリゾートは、世界中にもなかなかありません。
北海道 ‘23-24シーズンTOPICS
再び海外ゲストも訪れやすくなった北海道。ますますその魅力はパワーアップしています。今シーズンの注目点と、リゾートでの耳よりな話題をピックアップしましょう。
POINT1 円安の好機で豪華なステイもリーズナブルに!
2022年春以来続いている円安(2023年12月14日時点 US1$=141.57 円)は、海外から日本行きにはとても魅力的で、北海道への旅も今ならお得感がいっぱい。ちなみにコロナ禍に突入する前のおおよそUS1$=約110円と比較すると、30%は割安です。北海道のリゾートのラグジュアリーなホテルや名湯で名高い温泉旅館も、今ならリーズナブルに滞在することができるのです。
Point2 海外に比べたらリフト券が驚異の破格ぶり!
日本のスキー場のリフト券は海外に比べたら今も破格です。ちなみにUSAのVail, COのクリスマス時期の1日券は$295。カナダのWhistler&Blackcomb, BCではUS$198! 日本では最も高額といわれるルスツリゾートの1日券でも¥11,500で、$1=約141円で換算すると約$81と、その差は驚くばかりです。
また、ニセコユナイテッドではICON PASSやMountain Collective、ルスツではEpic PASSが利用可能となっており、自国で使っているパスを有効に使えるのも、お得に楽しめる秘訣です。
Point3 おもてなしマインドで進化を続ける施設やサービス
COVID19による影響も落ち着き、北海道のリゾートに魅力的なサービスが戻っています。世界最高峰のパウダー滑走、豪華で快適なステイ、新鮮な海と山の幸が味わえるグルメ、滑らなくても楽しいスノーアクティビティなど、北海道ならではの魅力を存分に味わえる、今の北海道。日本独自のおもてなしの心とともに進化を続ける施設やサービスを、ぜひ体験しに来てください。
RIDE・STAY・PLAY・GOURMET・RELAXのテーマでリゾートのTOPICS
【RIDE】
NISEKO TOKYU Grand HIRAFUのナイター&パークが復活!
この冬、4年ぶりにヒラフゴンドラのナイター営業が復活します。ヒラフのナイターの規模は日本最大級。幻想的なライトの中で1本滑るごとにリセットされるディープなニセコパウダーを楽しみましょう。フリーライドパークもバラエティなアイテムを揃えて復活です。
ルスツに断然お得な「25時間券+5」が登場!
広大なスケールと美しいツリーランで海外ゲストに大人気のルスツに、この冬1時間単位で使用でき、日をまたいで使うこともできる利便性に優れた時間券が登場しました。天候のよい時間だけ滑ったり、降雪後の朝一番のパウダーだけ狙う、など状況に合わせて「いいとこどり」するのに最適。前売りで購入すると5時間分の特典もついてきます。
Niseko Hanazonoに「Diamond-X」ブランドデビュー
‘23-24シーズン、HANAZONOで究極のひと時を求める人のために生まれた最上級ブランド「Diamond-X」。レンタル(パーク ハイアット ニセコ HANAZONO宿泊者限定)、レッスン、アクティビティ(滑走しなくても楽しめるCATツアーやプライベートスノーシューツアー)など、これまでにない極上のラグジュアリーな体験ができそうです。
【STAY】
Kiroro Snow WorldにClub Med・HOTEL GRANDがオープン!
昨年オープンしたClub Med Kiroro Peakに続き、2023年12月にオープン。お馴染みクラブメッドは、旅行代金に宿泊・食事やアクティビティ、キッズプログラムなどもオールインクルーシブでファミリーにもぴったり。ディープなパウダーとビッグスケールのオフピステゾーンで滑りを楽しんだ後は、天然温泉の露天風呂やサウナ、室内温水プールでリラックス。世界レベルのハイクラスのリゾートライフが叶います。
【PLAY】
Hoshino Resorts TOMAMUのアイスヴィレッジがこの冬も面白い
すべてが氷と雪でできている幻想的なIce Villageはトマムの名物。この冬、「氷のラーメン」や「氷のシアター」、地元で有名人気のスーパーセイコーマートとのコラボレーションドームでトマム牛乳を使った「ミルクジェラートづくり」も体験できます。マイナス30度の世界が叶える芸術的な日本のおもてなしをぜひその目で!
Kiroro Snow Worldに多彩なメニューの「スノーアクティビティワールド」が出現!
小さなキッズでも楽しめる「スノーパーク」をはじめ、7つのメニューで新たに登場した「スノーアクティビティワールド」。アイテムを選ぶもよし、遊び放題プラン利用もよし。滑らなくても雪の楽しさを多彩に体験できて嬉しい!
【GOURMET】
ニセコHANAZONO「HANAZONO EDGE」にタップバー登場!
アイコン的レストラン「HANAZONO EDGE」にタップバー登場!ナイター営業に合わせて19時までオープンします。ニセコの地ビールなど8銘柄のビールを常時楽しめます。毎週土曜の花火を眺めながら過ごすのもおすすめです。
【RELAX】
ルスツリゾートに心と体のウェルネスを追及した究極の「ウェルネスルーム」誕生!
この冬、ルスツリゾートホテルでは『fulfilled』をコンセプトに、個室サウナ・バレルサウナ・水風呂・ホットバスや酸素カプセル、水素マシン、最新マッサージチェアなどを備え、究極のウェルネスを追及した計14部屋をプロデュース。快適な眠りをサポートするベッドから照明・音響・香りで、視覚・嗅覚の癒しを取り入れた上質な空間を体験してみて。