北海道・冬の旅 その魅力の理由(わけ) 10
1. 四季が味わえる・冬や雪の初体験
冬の北海道の魅力? まず「冬」という季節が味わえることです! そう、日本には四季があり、四季の移ろいを感じられることが、とても貴重です。一晩で1mも降り積もる雪やマイナス30度の極寒、オホーツクの流氷、美しい樹氷や雪の結晶がその手のひらで見られるのも、北海道の冬だからこそ。
北海道の大自然は広大であるからこそ、冬は多彩な表情を持っています。北海道の冬でしか見られない大自然のダイナミックな景観や、厳しい寒さの中でたくましく生きている野生動物の姿は感動的です。その目で見てみませんか。
2. 「雪山と街」「滑りと観光」がダブルで楽しめるこんな場所はない!
北海道のように雪山と街の距離が近く、抱き合わせで楽しめるスノーリゾートは世界広しといえども、まずありません。フランスのシャモニやスイスのツェルマット、USAのVailにしてもリゾートは山の中の観光地でしかありません。しかし札幌や旭川はどうです? 雪山と街での生活が溶けあっていて、山に行くぞ!と身構えることなく自然体でふらりと遊びに出て、そのまますぐに街に戻れる、そんな感覚です。
さっきまでカフェでモーニングを楽しんでいたかと思いきや、2時間もしないうちにウエストサイズのパウダ―に身を沈めることも、ユネスコ世界遺産の縄文遺跡を眺めることもできるのです。
最先端のテクノロジーによる都市の機能性の恩恵にあやかりながら滑りと観光がウルトラ便利に楽しめるのです。都市の利便性をフル活用して、山ほどある北海道の見どころ・体験を願いのままにつぶしていける。その機動性たるや世界最強です。
3.空港や街のゲートウェイからクイック・イージーアクセス
北海道への冬の旅を最大限に満喫するためにはスキー・スノーボードは欠かせません。北海道では、ゲートウェイとなる新千歳空港・旭川空港・帯広空港からリゾートまでのアクセスが比較的イージーで、かつ時間もさほどかかりません。どのリゾートも最寄りの空港からおよそ2時間圏内。札幌や旭川のベースタウンからも同様で、シャトルや車で1時間ほどで到着できるリゾートがほとんどです。
本州の場合、こうはいきません。成田空港や羽田空港、東京などからスキー場に行こうとなると、車やバス、鉄道でも軽く4~5時間はかかります。ただでさえ日本までのフライトで疲れているはずの旅行者にとって、この差は大きく重要。ゲートウェイから時間的にも体力エネルギー的にも無駄なく、なるべくラクに速く目的地までたどり着ける北海道はtraveler friendlyなのです。
そして、アクセス手段もさまざま。リゾートが運営しているシャトルバス、路線バス、鉄道、タクシー、レンタカー、どれも便利で、サービスの質も量も文句なしです。自分の旅の都合に合わせてアクセスを選ぶ。これも交通網の充実した北海道の利点です。
4.北海道は日本一の温泉天国!
もともとは傷や病気を癒すための治療ツールだった温泉。今は心身をリラックスさせる癒しの効果で海外からの愛好者も増える一方です。だって本当に気持ちがいいからネ。
日本は世界でも指折りの“温泉大国”。源泉数は2万7000本を越え、そのうち47%が42度以上の高温泉です。海外からのゲストは「熱すぎて入れない‼」と最初は大騒ぎですが、不思議なもので熱さには慣れるもの。いつの間にか肩まで浸かって「so relaxing!」とみんな笑顔になっているのです。こうなるともう病みつきです。
北海道は「温泉天国」といわれ日本で一番温泉が多く、なんと251カ所もの温泉地があります。冬のスキートリップで訪れやすい温泉は、札幌周辺ならば定山渓や朝里川温泉、ニセコ温泉郷、旭川周辺には層雲峡温泉や旭岳温泉と、どれも名だたる名湯ばかり。山が楽しすぎてクタクタになるまで滑ったら、その後は温泉というお楽しみが待っています。
雄大な雪景色を眺めながらの雪見露天風呂は最高の日本風情です。また、近年は十勝周辺でフィンランドのサウナを取り入れたアウトドアサウナが人気急上昇中です。
5.ニッポンの極上OMOTENASHI(おもてなし)を味わう
日本人のこころは、よく「OMOTENASHI(おもてなし)」という言葉に表れているといわれます。「おもてなし」とは、 私心なく誠実に大切な人を想い、心からお迎えするということ。大自然の地で生まれ育った道産子は、自然をリスペクトするように人もリスペクトします。おおらかで温く、おもてなしの心にあふれていると評判が高い北海道。
世界で優れたリゾートやサービスを選出するコンテスト「WORLD SKI AWARDS」の「Japan’s Best Ski Resort」「Japan’s Best Ski Hotel」部門では、毎年のように北海道のリゾートとホテルが1位に輝いています。
また、「おもてなし」のこころは日本独特の「食べ放題」にも活かされています。例えば、「3,980円で飲み放題・食べ放題!」といったシステムは、海外からの旅行者にショッキングなほどに画期的で素晴らしいと称されています。これぞリスペクトとホスピタリティの国・日本のこころの賜物です。あちらこちらで「カニ食べ放題!」「ジンギスカン食べ放題!」などに出会えます。ぜひお試しあれ!
6.滑らなくても楽しみが尽きない!
北国の暮らし、文化や芸術にふれるアクティビティが超豊富
北海道は、広大な土地と豊かな自然環境を活かして体験できるアクティビティがとても豊富です。スノーリゾートでは、スキー・スノーボードを滑らなくても、日帰りでも、さまざまな形で雪や氷のすばらしい体験ができます。子どもが喜ぶキッズプログラムはもちろん、大人も「やってみたい!」と飛びつく興味深い雪遊びがいっぱいです。
街では北海道の文化や歴史、伝統工芸、美術などの芸術に触れられる体験の機会がたくさんあります。北国の人々の暮らしを支えて発展させてきたのは雪だけじゃありません。開拓地という歴史が育んできた独自の文化や生活様式、芸術を味わえる体験アクティビティは、旅をより一層ロマンチックにしてくれるでしょう。
ファミリーで、カップルで、お一人様でも楽しい。強風や吹雪で山に上がれない日に、晴れ渡った青空の日でも、思い立ったらジョイン! きっと思い出に残るすてきな一日になるでしょう。
❖ スノーアクティビティの例
・雪原でのスノーモービル
・圧雪車星空観察ツアー
・スノーシューハイキング
・スノーラフティング
・犬ぞりツアー
・氷穴わかさぎ釣り
・ヒグマ冬ごもり観察ツアー
・スノーキャンピング
・かまくらBBQ
❖ 歴史や文化・芸術などの体験アクティビティの例
・民族衣装や民具などを手に取りアイヌ文化を体感
・酒造り・試飲を楽しむ
・小樽のオルゴール 手作り体験
・小樽のグラス作り体験
・着物姿でお茶体験
・蕎麦打ち体験
7.「私も絶対滑る!」
パパママの願いが叶うファミリーフレンドリーな複合リゾートがいっぱい
スキー・スノーボードが大好きでたまらない、親の自分が滑りたいので家族旅行は冬の北海道、というファミリーが増えています。小さなお子さんを英語で預かってくれる託児室や、3歳から英語でレッスンをしてくれるスクール、いろいろな雪遊びが楽しめるキッズパークなど、キッズ向けのサービスが充実していることで、家族がそれぞれに楽しめる環境が整ったリゾートが北海道にはたくさんあります。
子供を託児室やキッズスクールに預けて両親は朝から別行動、パパママ二人で滑りまくって夕方子供をピックアップ。滞在中1日は自由をもらってバックカントリーツアーに参加する、なんてことも気軽にできる。パウダーLoverのお父さん、お母さん、北海道はいいですよ!
8.鮮度も美味しさもSNS「映え」も格違いの北海道グルメ
日本が誇る「美食の王国」北海道。理由は明快です。海に囲まれた広大なフィールドは海と山の自然の恵みの宝庫だからです。採れたての海の幸・山の幸のフレッシュな素材をふんだんに使った贅沢な料理の品々をぜひお楽しみください。もちろん海鮮丼はmust tryでしょう。
また、北海道の郷土料理として知られる、羊肉と野菜を焼いたジンギスカンや、海外からの旅行者にも人気の札幌ラーメン、旭川ラーメンやスープカレーなどのご当地グルメ。デザートには新鮮な乳製品から作られるスイーツを。北海道グルメは鮮度も美味しさもSNS「映え」もハンパない! それを目当てに北海道に来ていただいて全然かまいません。
9.歴史・文化・美術・・・北海道の旅は心を豊かにする宝がいっぱい
冬の北海道の魅力は、パウダーだけではありません。北海道には独自の開拓の歴史や、アイヌ民族の文化にふれる土地や縄文文化の遺跡や博物館、伝統工芸や美術を体験できる工房、北海道に根差した産業がもたらしたヒット商品など、さまざまに心惹かれるものがあります。
先住民族であるアイヌ民族の文化は今なお北海道に息づいています。また、19世紀後半以降に開拓民たちが故郷から持ち込んだ多彩な郷土芸能と気質が融合し、北海道独特の産業や文化が育まれてきました。
2021年7月には北海道・北東北の縄文遺跡群がユネスコの世界遺産に登録されたというニュースに湧きました。こんなホットなスポットを含めて、見どころの尽きない北海道。大きな北海道は多様性に富んでいるからこそ、歴史・文化・アートや産業と、お宝もいっぱいです。北海道の旅で心を豊かにするお宝をたくさん持ち帰ってください。
10.北海道は日本で一番走りやすい! レンタカーで自在に周遊しやすい
土地が広大な北海道の人々の暮らしは、多くが車中心に成り立っています。札幌の中心部に留まるのなら別ですが、いろいろな観光スポットを移動のストレスをなるべく軽く巡りたい、もしくは旅慣れた滑り派にとっては雪や天気のコンディションに合わせて状況のよい山へどんどん移動したいなら、レンタカーを借りるといいでしょう。時間の有効活用ができたり、行動範囲が一気に広がります。
北海道はおそらく日本で一番走りやすい土地です。日本で一番長い直線道路があるのは北海道。道も広く視界も開けていて、のんびりムードでドライブが楽しめます。レンタカーを借りるのも苦労はありません。外国語のパーフェクトなガイドブックも完備されていますから。
▼国土交通省の英語のドライブガイドブック
https://www.hkd.mlit.go.jp/ky/ki/renkei/ud49g70000003e9z.html#s0